この日、あのとき…




毎年この時期は連日 高校の文化祭の撮影に行ってます。

同じ文化祭と言っても学校によって雰囲気が異なり
何より生徒や先生たちの熱量も全然違います。

その光景を目の当たりにするたびに
なんか青春って感じがしていいなって
もっと自分もこんな感じでやりたかったなって
学生だった頃を思い出してニヤニヤ…

この日はクラス集合写真の担当になり
雨模様だったため屋内で撮影することになった。

劇やらパフォーマンスやら舞台発表を終えた生徒たちが
順番に指定の場所にやってきたところを撮るという流れ。

あるクラスを撮り終えて生徒たちが余韻に浸って談笑しているとき
一人の女子生徒が僕に声を掛けてきて
何やら話してみるとカメラマンという職業に興味があるとか…

自分がこれまで携わってきた仕事や
どんなジャンルの撮影があるとか
少しの時間 話してみて

最後に「興味があるならやってみれば?」って彼女に言いました。

やっぱ何事も考えるよりはまず行動。

やってみなきゃ分からないし
自分もやってしばらく続けて見えてきたことがたくさんあるので。

でもある時を境に理想と現実の違いに戸惑った事実があるので
「やめとき~」って言いたくなる自分もいたけど…

趣味とは違って、仕事にすれば悩みや不安も多くなるけど
逆に言えば「仕事で撮る」ことでしか感じられない重圧からくる緊張感や
あの独特の雰囲気、感覚、達成感、やりがいもあるので
もし本気で取り組む姿勢があるなら頑張ってほしいなって思います。

数年後「あのときの者です」って
カメラマンとなった彼女とバッタリなんてことがあれば面白いけど。







当ブログの写真は著作権がありますので
無断で使わないで下さいね