建築撮影(物件撮影)に携わって感じてること

マンションリフォーム物件の出張撮影 in 大阪


人物撮影を主としてますが
たまに新築・リフォーム・リノベーション、店舗などの撮影もしてます。

実際に建築撮影に携わって感じてることは
人物撮影のように自由度がなく、個性がほとんど出せないというより
定石があるため出したくても出ないという点です。

何故そうなるのか?

自分が普段撮る人物撮影だと、見てもらう対象は僕に依頼を考えている人です。
だから目指す色をアピールすることが他との差別化を図る上で必要になってきます。

でもそれが建築写真になると
その建物を造るのに関わった人たちの実績・記録・記念のためともうひとつ…
これからその物件を購入しようか考えている人(お客さん)が対象になります。

だから当然、奇を衒ったモノなど論外で
実物と写真に差が出ないようリアルに撮りつつも
(購入意欲を高めるために)キレイさや美しさも求められると思ってます。

それは単にハイスペックな機材を使えば良いというだけでなく
(もちろん画質が良いカメラに越したことはないけど…)

角度や構図など切り取り方も重要で
それによって見る人に与える印象が大きく変わってきます。

・・・

ただ、今こうやってウダウダ言ってますが
恥ずかしながら自分がこの撮影を始めたころは正直そこまで考えてませんでした。

専門的に勉強した訳でもどこかに勤めて撮ってた訳でもなく
あくまで独立してから自己流でやってきたところがあったからですが…

とはいえ、それでも流れ作業になることはなく
いろいろ自分なりに考え取り組んできたからこそ
今こうやって強く実感することができているんだなと思いました。

でも、「キレイさや美しさを求めつつ、リアルに撮る」

自分のこだわりを追い求めることも難しいけど
あえて出さずにありのままを残すことも難しく

人物撮影も建築撮影もやればやるほど奥が深い…

・・・

僕の場合、
現場に到着してまずは外観・内観を一通り見てそれから撮影に入るのですが
ある程度マイルールはあっても、視覚に入って来たモノが瞬時に
頭の中で様々なイメージとして浮かんできてどれが正解か明確にはなってなく
実際に撮り進めていく中でリズムができていくという感じで

できるだけ撮影後の負担(編集作業)を減らすためにあの手この手とやっても
結局 撮影も編集もいろいろやっちゃう性分は抜けそうにありません。

やっぱ好きなんでしょうね。 根がオタクだし。。。

だから精神的な苦にはならないし
新たな発見があると嬉しくなってモチベーション上がるし
特に2023年からの建築撮影は今までにない意識・感覚でやれてます。

傍から見ると気付いてもらえないくらい些細なことだけど
自分にとってはとても大きな成長だと実感してます。






新築・リフォーム・リノベーション/住宅&店舗撮影 京都








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